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障害年金の申請例 - 傷病名:統合失調症 –

相談内容

Tさんは8年ほど前から、「耳元で誰かが絶えず自分の悪口を言っている」声が聞こえるようになったり、「誰かに見張られている」感覚がありました。
その他、口数も少なくなったり、物事に集中できなくなるだけでなく、夜眠れなくなり、眠ることすら困難になりました。
そこで近くの心療内科を受診しましたが神経症と診断され、投薬治療やカウンセリング等を受けましたが症状は改善せず、受診することをやめてしまいました。
数年前より、病状が悪化し、誰かの声が聴こえる、誰かが自分を見張っている感覚がひどくなり、盗聴器が仕掛けられている等とパニック状態に陥りました。
その後、大学病院精神科受診し、統合失調症と診断されました。
以降、同病院に通院、投薬治療を受けています。就労困難なため務めていた会社を退職しました。

問題点

当初の心療内科は神経症と診断し、現在受診している大学病院は統合失調症と診断しています。
Tさんの父へのヒアリングにより、幻聴や妄想の症状が目立ったため、統合失調症であると判断しました。
最初の心療内科で初診日の証明である「受診状況等証明書」を取得したところ、やはり傷病名は神経症となっていました。
その心療内科の初診を当件の初診日として現在の大学病院で診断書を依頼し、また状態から見て統合失調症であることを趣旨とする文書を添付し申請しました。

結果

申請通りに最初の心療内科の初診が、統合失調症の初診日とされ、2級の障害厚生年金、並びに障害基礎年金の支給が決定しました。